2022年6月8日の『世界の何だコレ!?ミステリー』では120年前の日本で、不治の病を治す水を空瓶に溢れさすことができた女性・長南年恵(おさなみ/ちょうなん としえ)について取り上げられます。
長南年恵(おさなみとしえ)は
- 水を操る能力がある
- 食事の量や食べ物が人とは違う
- 排泄物をしない
- 容姿が変わらない
などが不思議な能力を持っている人物だったそうですが、コレらは実話なのでしょうか?
また死因についても謎めいた部分があるので、今回は長南年恵(おさなみとしえ)について調査していきたいと思います。
長南年恵の死因の真相は?結核だったというのは本当?
まずは長南年恵の死因についてチェックしていきたいと思います。
長南年恵(おさなみとしえ)は1907年(明治40年)10月29日に満43歳でこの世を去りましたが、死因は不明とされています。
しかし後の調査で、長南年恵(おさなみとしえ)の本当の死因は結核だったのではないか?と言われるようになりました。
結核は結核に罹患している人が咳をしたりすることで空気中に菌が舞い、吸い込んでしまうことで人に移ります。
結核の主な症状として、血痰というものが挙げられていたので長南年恵(おさなみとしえ)も結核だったのではないかと言われているのではないかと思います。
明治時代には結核は国民病とされていたため、罹患していてもおかしくはなかったでしょうね。
「不食」がどれくらい免疫力に影響するのかはわかりませんが、結核は免疫力の低下した高齢の方が罹りやすい病気です。
長南年恵(おさなみとしえ)は自分の死を2ヶ月ほど前から予言していたそうですが、万病に効く薬は生み出せても自分の病を治す水を出すことはできなかったのでしょうか…
長南年恵の食事が異常!何を食べていたの?
次に長南年恵(おさなみとしえ)の彼女の食生活についてご紹介していきたいと思います。
長南年恵(おさなみとしえ)は元々少食だったそうですが、20歳ごろからほとんど食べ物を口にしなくなったそう。
35歳ごろからは丁寧に調理されたもの(煮たり焼いたりしたもの)をいっさい食べることができなくなったそうで、口にしていたものは
- 生水
- 生のサツマイモ
のみ。
生水というのは煮沸などしていない水のこと。
長南年恵(おさなみとしえ)が生きていた明治時代は船のスクリューなどで水質が悪化したこともあり、井戸の水を飲んでいたというのはあまり考えられないのですが川などで汲んできた水を濾過したものを飲んでいた可能性が高いですね。
長南年恵(おさなみとしえ)がなぜサツマイモしか食べられなかったのかは不明で…
サツマイモが何かしらの神事に必要であるとか、そういったものも見つけることはできませんでした。
ちなみにサツマイモは生でも食べることができるそう!栗のような食感らしいですよ。
長南年恵の不食について!容姿がほとんど変わらなかったのは本当?
このことから長南年恵(おさなみとしえ)は不食だったことがわかりますが…
現代でも「不食」を貫いている人は存在するそう。
インドのラマダン期間では断食が行われますが、アーユルヴェーダによれば人は日光だけで生きていけるという記述もあるそうです。
80年間飲まず食わずだったインドの方にも長南年恵(おさなみとしえ)と同じような食生活を送っていた方がいらっしゃいます。
このことから長南年恵(おさなみとしえ)の食生活も事実だったと考えられそうですよね。
またこちらの参考サイトの方を見る限りとても90歳のご老人とは思えない若々しさです。
長南年恵(おさなみとしえ)も40歳のころに20歳のような若々しさがあったといい、老いる様子はなかったとのこと。
これも不食と関係があるのでしょうか?
長南年恵(おさなみとしえ)の死因を考えた時、一番は「不食」が原因だったのでは?と想像したのですが実際の死因とは関係がないのかもしれません。
長南年恵の生い立ちは?
長南年恵(おさなみとしえ)は庄内藩士の長女として生まれ、幼少期より予言めいた発言をするようになったとのこと。
小学校が開校しても入学できず子守奉公をする生活だったそうですが、この「予言」が評判を呼び巫女として開業することになったと言われているそうです。
長南年恵(おさなみとしえ) の周りではいつも不思議なことが起き、どこからともなく笛のような音色や音楽が聴こえることもあったそう。
また長南年恵(おさなみとしえ)が不思議な力を持っているのは、長南一族の先祖に「菅原道真」がいるからとも言われているそうです。
こうしたことから、長南年恵(おさなみとしえ)が菅原道真の能力が乗り移ったと考えられることもできるかもしれません。
長南年恵は水を操る能力を疑われ逮捕されていた
長南年恵(おさなみとしえ)は万病に効く水を空瓶に溢れされるという、水を操る能力を持っていましたが…
- 水を何もないところから出現させるなど不可能
- 万病に効くなどというのは怪しい
と言われ逮捕されてしまいます。
そもそも神の水と言って医療行為を施すのは違法とされ、長南年恵(おさなみとしえ)は60日間勾留されました。
しかし…長南年恵は水を何もないところから出現させるのを目の前でやってのけ釈放されたのです。
長南年恵は完全に外部と遮断され電話もつながっていないできたばかりの監房内で、
- 神水
- お守り
- 経文
- 散薬
などを空気中から取り出したそうです。
長南年恵は排泄物もせず、汗も垢も出なかった
長南年恵(おさなみとしえ)について調べてみると、排泄物を全くせず汗も垢もなく臭くもなかったという記述を見つけました。
食べた分だけ外に出ることを考えれば、排泄物については納得できますが…本当に何もしなかったのか疑わしい気もしますが。。
前述した不食のインド人も排泄排尿はいっさいしていなかったそうです。
ちなみに長南年恵は風呂に入らずともいつも清潔で、むしろ良い臭いがしていたとか!
元々不食の生活だったにも関わらず、拘留生活で外に出ることもできなかったのに力が強かったという話もあるそうです。
一升瓶15本分の水が入った大樽を軽々と運んだという話もあり、実際に見たことがあるひとがいる以上霊能力的なものが本当にあったのだと信じることかできますね。
水を操る能力について!トリックはあったのか?
長南年恵(おさなみとしえ)は何もないところから何かを出現させるという能力を持っていました。
その中で人々が特に興味を持ったのが、空き瓶の中に水を出現させるという現象。
しかもこの水は万病に効くといい、その水を飲んだものはたちまち病が治ったとか…。
この水は神水(霊水)と呼ばれ、
- 赤
- 青
- 黄色
などの色がついていることもあったそうです。
しかし病気ではないもの、冷やかしによる依頼では水は出現せず瓶は空のままだったそうです。
実際にトリックはあったのか?という点に対しては、長南年恵(おさなみとしえ)が裁判にかけられた時指定された場所指定された瓶に、たくさんの人が見ている目の前で水を増やしたことがあり…
長南年恵(おさなみとしえ)の水を操る能力を認めざるを得ないという結果になったそうです。
要するに、タネも仕掛けもなかった…ということになりますね。
長南年恵(おさなみとしえ)の能力を説明するのに考えられるのは
- 四次元区間を操れる
- 霊力によるもの
なのではないかとされています。
なので長南年恵(おさなみとしえ)の能力は本物であったと言わざるを得ないですね。
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